安曇野市の昔ながらの分譲地の中に建てたイエです。
一昔前のデザインの住宅が軒を連ねる中で、
これから変化していくであろう街並みの、
ベンチマークにしようというコンセプトを元に計画しました。
大きなLDKを中心とした空間構成は、
家族がどこにいてもその存在を確認できると共に、
吹抜けを通じて広がりをより感じられるようになっています。
南側の木製窓は最大で2.3mほど開放でき、
外に漂う季節の移ろいを感じ取ることができます。
2階の空間も緩やかに繋ぎ、
可変性を持たせました。
小さいお子さんがいらっしゃるので、
杉の無垢板の床やみんなで塗った珪藻土等、
出来るだけ安全な素材を使うことを心掛けました。
家族がこのイエに灯火を宿し、
このイエがその町に灯火をともしていく。
そうなっていって欲しいと私は願っております。
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深い軒の屋根と二つのデッキが印象的な外観 |
道路側には杉の下見板を貼り景観に配慮 | |
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大空間のLDKは家族が集まる大切な場所 |
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一段上がった小さい和室は多目的に使えます |
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水廻りを一箇所にまとめ動線をシンプルに |
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子供部屋は今は広い遊び部屋 |
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寝室は暗めの雰囲気で安らげる空間に |
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バルコニーの横格子が光を変化させてくれます |
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この街の灯火になりますように |
竣工 | : 2013年11月 |
用途 | : 専用住宅 |
所在地 | : 安曇野市豊科 |
延床面積 | : 108.89m² |
施工 | : 施主直営(分離発注方式) |