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間取りの極意 -Layout-  [雑感Vol.5]

安曇野市で、『設計室a-ray』(これでアライと読みます)

という名の設計事務所を構えている新井と申します。

ああ

ワタクシは以前、

建築雑誌の原稿を依頼されたことがあります。

その時の内容が『間取り十か条』。

これからイエ造りをお考えの方、

ぜひ参考にしてみてください。

ああ

ああ

迎えるああ-Welcoming-

玄関は家族だけではなく、お客様を迎えるイエの顔です。

ですが決して豪華にしたり大きくする必要はありません。

広さを最低限にし、下足入れやクロークを充実させると良いでしょう。

アプローチは植栽等を有効に使い、

室内へと気持ちよく迎え入れる雰囲気をつくりましょう。

ああ

集うああ-Meeting-

居間という名の空間を設ければ、

誰もがその場所に集うというわけではありません。

皆が集う場所にしたいのなら、魅力的な空間にすれば良いのです。

自分達の好きな家具を置き、お気に入りの装飾品を飾り、

光と風を取り込む大きな窓を設け、ゆとりのある空間にする。

そうすることで家族が集う心地良い場所になるのではないでしょうか。

イエという器は、

家族が人目はばからず「べたべた」出来る空間なのですから。

ああ

食するああ-Eating-

台所にとって大切なのは作業性です。

身長・利き腕・得意料理等様々な観点からスタイルを決めましょう。

また食器・器具類はライフスタイルの変化を予測し、

収納量や形態を決めると良いでしょう。

食品庫やゴミ置場も当初の計画に組み込むことにより、

スッキリとした空間になります。

ああ

食堂にとって大切なのはゆとりです。

「食事」は家族をつなぐ大事な行為です。

スペースを大きく取り、大きめのテーブルと広めの椅子を置きましょう。

そうすることにより、食事だけでなく子供の学習スペース・主婦の机・

大人の趣味の場所等様々な用途で使える空間になります。

ああ

清めるああ-Cleaning-

浴室は一日の疲れを癒す、くつろぎの空間です。

最近は既製の浴室が主流ですが、

自分達で素材を選びアレンジした浴室にすることも可能です。

入浴という行為に自分達が何を求めているか把握した上で、

機能を選択しましょう。

また採光・換気を考慮した窓の配置も気持ち良く入浴できる要素です。

ああ

洗面室はプライバシーを確保しつつ、明るい空間にしましょう。

家族の人数によっては、洗面器の数を増やす検討が必要です。

収納は、日頃使うものとストックしておくものの量を考慮し計画します。

ああ

便所は落ち着いて用が足せる位置に配置する必要があります。

家族が集う場所との距離感を検討しましょう。

またスペースに余裕があれば、小物の収納が欲しいところです。

ああ

安らぐああ-Relaxing-

毎日が忙しい大人達にとって、寝室での睡眠はとても大切な行為です。

他の部屋との位置関係が重要になってきます。

寝具の形態や生活のリズムは人それぞれですので、

空間の取り方も自分達のスタイルから導き出しましょう。

余裕があれば、隣接してウォークインクロゼットを設けましょう。

衣類の収納の他に、家財道具の収納としても有効活用できます。

ああ

育つああ-Growing-

子供にとって新しく建てられたイエは、決して終の棲家ではありません。

独立するまでの必要な器と考えましょう。

その器の中で子供は言葉を覚え、礼儀作法を学び、

コミュニケーションの取り方を身に付けます。

大人(親)がやるべきことは、子供の成長に対応できる可変性を持った空間を

準備してあげることです。

部屋とは別に、親の目の届く場所にスタディーコーナーを

設けるのも良いでしょう。

ああ

仕舞うああ-Cleaning-

収納が広ければ広いほど、部屋が片付くということはありません。

その広さに甘えてしまい、物はどんどん増えていくものです。

必要な場所に必要な分だけ収納スペースを取ることで十分対応できます。

また、ライフスタイルの変化に合わせた機能(可動棚等)を

持たせることも重要です。

ああ

取り込む-Capturing-

人間は自然の中で生かされています。

そして自然環境から身を守るために、イエというシェルターに住むのです。

現代のイエ造りは、

内部環境を外部環境から遮断することに躍起になっている傾向があります。

気密性・断熱性を優先し、機械に頼った生活をすることが、

真の省エネと言えるのでしょうか。

天気の良い昼間の公園が好きという人は多いと思います。

室内も同じように、風が流れ陽光が差し込む環境にし、

必要な場所だけ閉じてしまえば良いのです。

そんなイエに住んでみたいと思いませんか?

ああ

流れるああ-Flowing-

大人と子供、男性と女性とでは動線の取り方が変わってきます。

平日・休日の時系列に沿った動線、

状況によりプライバシーが確保できる動線、

キッチンと水廻りを隣接させ「ながら動線」を可能にする動線、

そして内部空間を有効に活用できる回遊性動線等、

家族のライフスタイルに合わせた動線計画が大切になってきます。

ああ

移ろうああ-Fading-

どのようなイエを建てようとも、

そのイエの建つ土地の特性とケンカしてしまっては意味がありません。

土地にはそれぞれ歴史・風土・地形・環境等があります。

また日本は明確な四季があるので、

その移ろいを感じ内部空間へ取り込むことで、

暮らしはより豊かになるのではないでしょうか。

ああ

ああ

この長い文章にお付き合いいただき、

ありがとうございました。

ああ

しかしここに記した内容は、

イエ造りの最初の入口の部分です。

ああ

これらの注意事項をふまえた上で、

信頼できる設計士さんと徹底的に話し合うことが大切です

ああ

その先には必ず思い描いていた理想の新居が待っているはずです。

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